日本製タオルの良さとは?海外から見たタオル事情
毎日使うタオル、みなさんは何を重視して選んでいますか。
現在、海外(オーストラリア)で生活しているtaoru.comのスタッフは、日本へ帰国し、実家や旅館にある日本製のタオルに触れると毎回ホッとします。(特に泉州タオルですが!)
それは日本製タオルのふんわりとした見た目や触り心地、そしてあたたかさが、オーストラリアで使う外国製のタオルとはまるで違うからです。
今回は海外で暮らしているからこそ見えてくる視点から、タオルの存在や役割、そして日本製タオルと外国製タオルとの違いを、日本製タオルの良さと合わせて、たっぷりと紹介していきます。
海外で見る「タオル」の存在・オーストラリア
日本の家庭で、毎日使われているタオルといえば、何種類あるでしょう。
朝、顔を洗う際に使うフェイスタオルや、キッチンで使う手拭きタオルと布巾、トイレにセットするタオル、入浴後のバスタオル。そして外出するとき用のハンドタオル、大まかにはこのくらいでしょうか。
一方オーストラリアでは、家庭にもよりますが、使われるタオルの種類は主に2つだけ。
キッチンタオルとバスタオルです。キッチンタオルはTea Towel(ティータオル)とよばれ、麻を使った薄い手ぬぐいのようなものや、綿の布巾タイプが多く、手を拭くものと食器を拭くものとに分けています。
そしてバスタオルは、日本のものと比べると大判で分厚く、とても重いものが主流です。
日本のように、自国で作られているタオルはほとんどなく、エジプトやインド、中国から輸入されたものが多く売られています。
タオルの役割と使い方
日本と比べて、オーストラリアでのタオルの役割はとても軽く、必要最低限の用途だけのように感じます。
まず、こちらでは朝にシャワーを浴びる人が多いので、日本のように朝顔を洗う習慣がなく、フェイスタオルを使う機会がありません。そして、トイレがシャワーと一緒に”バスルーム”にある家が多いため、トイレのあとに手を拭くためだけのタオルもありません。
新コロナウイルスが広がり始めるまで、もともと手をキレイに洗う習慣が日本に比べると少なかったので、自宅のトイレやバスルームに手拭きタオル、という感覚がありませんでした。ですから、日本人の私は人の家に招かれた際、トイレの後で手を拭くものがなく、困った経験が何度もあります。
わざわざ「トイレの後に手を洗うの?手を洗ったら濡れた手はどうしているの?」と聞いたことがないので分かりませんが、もしかするとバスルームに干してあるバスタオルで拭いている人も少なくないのかもしれません。(家族のものならOKという感覚でしょうか?)
学校やショッピングモールなどの公共トイレにも、手を拭く紙がセットされているので(よく切らしていますが)、オーストラリアの子どもたちは小さい頃からハンカチなどを持ち歩く習慣がなく、大人になっても持ち歩くことはほとんどありません。
日本製タオルと外国製タオルの違い
私たちが日々使っている外国製タオルは、一度洗濯してしまうと生地の繊維が起き上がってこないものが多く、柔らかさを感じることができません。
しかもオーストラリアは1年を通して比較的乾燥しており、晴れの日は太陽の光がジリジリギラギラ。
そんな気候も、タオル生地が傷みやすく、新しいものでもすぐガサガサした肌触りになってしまう理由のひとつです。
その反面、日本製タオルはふわふわとした触り心地と、優れた吸水性が長続きします。
それは、タオルそのものの品質の高さと日本の気候、そしていいものをいい状態のまま、大切に使うことができる日本人との相乗効果が生み出している、まさにジャパンクオリティなのです。
日本製タオルがいい理由
これは個人的な意見ではありますが、日本製タオルは素材にこだわり、日本の気候に合わせて丁寧に作られているため、柔らかな肌触りなのにもかかわらず、丈夫で長く使うことができます。
中には外国製タオルのように分厚くて、ずっしりと重いタオルの方がいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実際に使ってみるととても重く、水を含んだ後は腕が疲れてしまうほど。
また、分厚いタオルはとても乾きにくく、毎日交換しない人にとっては不衛生になったり、洗濯しても乾きにくかったりします。さらには、干したり収納したりするスペースが少なくて済むという点からしても、やはり日本の生活には日本製の薄いタオルが合っているのです。
特に泉州タオルの薄くて丈夫なタオルはまさに海外から見ると貴重で、かつ実用的だとつくづく思いました。
まとめ
海外から見たタオルの存在と役割、そして日本製タオルと外国製タオルの違いについて紹介しました。
一度日本製のタオルを使うと、外国製が使えなくなると言います。
なぜなら、日本製タオルには良い素材が使われ、日本の生活に合ったものが、1枚1枚丁寧に作られているからです。
海外に住んで思うのは、やはり日本人は「こだわり」に手を抜かない国民性であるということ。
そして、いいものを大切に長く使えるということです。
そんな高品質な日本製タオルの中でも、泉州タオルはとても丈夫で肌触りがいいだけでなく、ほどよい厚さなので、日本の気候や生活スタイルなど、多くの事にマッチしているタオルです。
今、外国製のタオルを使っている人も、日本製のタオルを使っている人も、ぜひ一度泉州タオルを使ってみてください。ほかのタオルでは味わえない肌触りや、ホッとするあたたかさを感じてもらえると思います。
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